2.ムササビ
Science Name : Petaurista Leucogenys
English Name : White Cheeked Giant Flying Squirrel Japanese Name : Musasabi, Bandori, Nobusuma |
ムササビは、げっ歯目リス科の一種で、バンドリ、ノブスマ、ヨブマスなど地域によってさまざまな別名で呼ばれています。
ムササビの最大の特徴はなんといっても前足と後ろ足、後ろ足と尻尾の間にある大きな飛膜。
これを広げて木々の間をグライダーのように自由に滑空することができるのです。
また、英語で"white-cheeked" giant flying squirrel(白いほっぺたの巨大飛行リス)とよばれるように、白いほおもとてもチャーミング。
リスやハムスターなどげっ歯目の人気者たちに負けず劣らず魅力的な動物です。 このムササビ君、よくモモンガと混同されるのが悩みの種です。モモンガもやはり、げっ歯目リス科の動物でムササビと同じように飛膜をもっていることから、 地方によってはムササビとモモンガを同じ名前(たとえばバンドリ)で呼んで区別しないなんてこともあったりします。 でもムササビとモモンガ、いったいどのように違うのかと言われるとなかなか説明できないですよね。一番の違いは大きさです。 ムササビが胴の長さ40センチ、尾の長さ36センチぐらいなのに対して、モモンガは胴の長さが17センチ、尻尾の長さが12センチぐらいと、 ムササビのほうがモモンガよりも二回りほど大きいのです。当然飛膜の大きさも体の大きさに比例するので、飛行能力ではムササビのほうが圧倒的にすぐれていて、 最長で180メートルも飛ぶことができるのです。忍法ムササビの術があってモモンガの術がないのも当然なわけです。 最近はCMに出演したり、ペットとしても人気者のモモンガですが、どうしてなかなかあなどれないムササビ君なのです。 |