スポットライトの渦に巻かれ
華やかなショーの始まり
動き出す人たちの影 ステージに乱れ飛ぶ
揺れる波に砕かれる夢
空しさを忘れるために おどる 踊る
Back Dancer ひとすじの汗
Back Dancer 頬をよぎる
嵐のような 激しさの中
かなわぬ夢を求めて 踊り続ける
スポットライトの光も落ちて
ひとときの祭りの終幕
不思議な位冷めたセット ステージの静けさ
立ち止まってふりかえる道
耳に焼け付く拍手の音 ひくく 高く
Back Dancer ひとすじの涙
Back Dancer 頬をよぎる
やり場のない 怒りともつかぬ
重たい胸をかかえて 踊り続ける
影のように歩き出す男たち
笑いながらかけぬける女たち
主役のアンタを 引き立たせるために
アンタの影の中に 埋もれる
声を出すな! 勝手に動くな!
無駄なことはいっさい いらない!
言われた通りに 動くだけで
言われた通りに 動くだけで
ライトの当たらない エキストラ
肩を落とし去って行く男たち
夜のように消えて行く女たち
主役のアンタに引きずられながら
アンタの影の色に染められる
そのまま待ってろ! 話しかけるな!
黙っていれば それでいい!
セリフも文句も 言えないままで
セリフも文句も 言えないままで
生きても死んでもいけない エキストラ
時を殺すのが 上手い人たちが
作り出す冷たい 偽物の町
画面をよぎる一瞬のために
犠牲を強いられる 多くの顔
ありもしない 主役の魅力を
繕うために 使い捨てられる
うまい言葉は 彼等をつつみ
命令らしくない 命令に従わされる
どうせお前は ただのエキストラ
いやならやめちまえ 代わりはいくらでもいる
おかしくもないのに笑い 悲しくもないのに泣いて
彼等の芝居など かかわりなくドラマは進む