雨景色(あまげしき)

雨に日には 街のあかりが いつもとちがう 声を出す
雨の音が 人のこころを むやみにたたき 落ちて流れる
 楽しい毎日 思い出しても 
 雨がすべてを 消してしまう…
ひとつの傘が せまかった 去年の秋の雨
ひとつの傘が 広すぎる  今日の冷たい雨

雨にぬれる 街の歩道で いつものように 待ち合わせた
雨の中で 口もきかずに 離れて歩く 別れる二人
 甘い想い出が 二人を追っても
 追いつかないほど 離れてしまった…
ひとつの傘が せまかった 去年の秋の雨
ひとつの傘が 広すぎる  今日の冷たい雨


夏祭り

雨が降ります もう何も言いません
風も吹きます 空を見上げます
毎日は矢のようにすぎ ひとりで飲むコーヒーも
ゆがんだ私の 心に深く しみこみます
 何気ないよな 顔をして 消えていったあなた
私は 田舎に もどります
 八月 ふるさと 盆踊り

雨が降ります 髪がぬれています
風も吹きます また夜がきます
一日が光り輝き 楽しかった昔の
美しい私の 思い出も霧に かすみます
 何も何も 言わずに 歩き出したあなた
私は 田舎に もどります
 八月 ふるさと 涙雨

私は 田舎に もどります
 八月 ふるさと 夏祭り


夢から夢へのメッセージ

お酒といっしょに溶けて 夢の中へ
まどろむ酔いどれの町 よろめく足どり
見知らぬ男たちの かすれた呼び声
何も考えぬままに 太い腕に抱かれ
 夜ふけの幕がおりて また ゆめのなか

あんたといっしょに溶けて 夢の中へ
時間も忘れるくらい 激しく激しく
眠りについたあとも 体に残る声
いつもふりかえらずに 知らない人のままで
 夜明けの幕があいて また ゆめのなか


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