影絵街裏街通(かげえがいうらまちどおり)

枯れた並木の古い街 割れたガラスのにぶい色
降って流れる秋雨橋と 帰るに帰れぬ家なし女
こんな町に集まる よどんだ風が
こんな町に集まる 人をせきたてる
知らぬ存ぜぬ裏町通り 影をなくした人の波
知らぬ存ぜぬ裏町通り 足跡ばかりの人がいる

声も聞こえぬ暗い町 足にまとわる砂ぼこり
冬を照らす街灯ひとつ 恋を落とした男がひとり
こんな町を出たがる 女の涙が
こんな町を出たがる 人をひきとめる
知らぬ存ぜぬ裏町通り 影をなくした人の波
知らぬ存ぜぬ裏町通り 足跡ばかりの人がいる


病葉(わくらば)

日増しに強まる春の光は 冬の冷たさ忘れさせた
あとに残るのは暖かさだけだと 
信じてしまったあなたの言葉
私の涙が あなたの頬に
つたわり流れた あの日
二つの心が 一つに重なって
離れないと誓い 燃えつきた

いたずらに吹かすたばこの煙が 淡い光にとけてゆく
ぼんやりすごしたふたりだけの日々 
なくしてしまったあなたの言葉
一つの愛が 割れてはじけて
二つの悲しみに 変わり
二つの悲しみが 四つの季節に
吸い込まれるように 消えていった

一つの愛が くずれておちて
二つの重い 心に
二つの心と 汚れすぎた愛が
乾ききった空に 消えていった


優しさと哀しさと

振りむかない君の後を ついて行くだけの町
立ち止まり 歩き出す くりかえす言葉 聞きもせずに
何も始まらないことは わかりすぎるほどわかっていた
でも君を愛したかった そして君に愛されたかった
人間って優しいね 人を愛さずにいられない
人間って哀しいね 人を愛さずにいられない

肩を並べて君と歩く 夢の中だけの道
微笑み交し みつめあい 確かめる言葉 すべてが消える
何も言えないことは わかりすぎるほどわかっていた
でも君を愛したかった そして君に愛されたかった
人間って優しいね 人を愛さずにいられない
人間って哀しいね 人を愛さずにいられない


オリジナルソングトップページへ    トップページへ